横浜市で、事業計画作成やIPOの支援、創業期の企業の成長をサポートできる社会保険労務士をお探しなら、福井社会保険労務士事務所まで。
業務案内
IPOの為の初期活動支援
日本には法人数は約200万社あるといわれています。その内、株式市場に上場している会社は約4000社で、比率は0.2%ということになります。けっして上場が全てではありませんが、上場のメリットは、世間に認知されることで信用度が高まり、営業や人の採用等での効果は大きいものです。
一旦設立した会社は、取引先や社員の為にも永続して維持・発展していかなければなりません。その最終的な夢として、上場を目指すことは、その上場に至るプロセスの中に会社の諸々の仕組みレベルの向上が含まれているために非常に有効です。例えば、社内牽制の仕組みで従業員の不正を予防することができます。（社員の不正で悩まれている経営者の方は多くおられると思われます）
具体的には、各種のルールの整備と運用・コンプライアンスの遵守等があります。これらが相互に作用することにより、会社の基盤がしっかりしてきます。上場の審査では、こういったところが評価されますので、上場するしないは別にしても、早い段階でこうしたことに着手することは、今後の会社経営の中で非常に有利な点となります。
当事務所の福井は会社員時代に上場準備の仕事に携わりました。歴史のある会社でしたので規程の類は沢山ありましたが、実態とあっていないルールも多く、その見直しには多くの時間がかかりました。一旦できあがった仕組みを再度構築し直すのは大変です。むしろ、ゼロから作り直した方が良い場合が多いです。
従って、創業間もない会社におかれましては、早い段階から全体計画を作って、一歩ずつルールの整備を進めていくことが、良い会社になる早道です。
当事務所では、以上の活動をサポートしていきたいと思います。
尚、当事務所が主体的にサポートするのは初期活動までであり、軌道に乗って会社として上場を決定する段階では幹事となる証券会社へバトンタッチすることとなります。その場合には、当事務所は、会社側の立場として引き続きサポート致します。
上場のメリット・デメリット
上場のメリット及びデメリットには次のことが言われています。
＜メリット＞
① 公募増資での資金調達が可能となる。
② 財務諸表が監査法人により監査されているので、関係者に信頼される。
又、借入条件についても有利となる。
関係者 ； 債権者・取引先・消費者・従業員等
③ 知名度の向上により、業績の向上・与信枠の拡大・優秀な人材の確保につながる。
④ 創業者にはキャピタルゲインが得られる。
又、ストックオプションにより従業員のモチベーションアップにつながる。
＜デメリット＞
① 事務負担の増
・株式及び開示業務、コンプライアンス対応、取引所への維持費用 等
しかしながら、デメリットを上回るメリットがあり、上場を果たそうとする企業が多い理由はここにあります。
ＩＰＯの為の主な活動
① 内部統制
分かり易く言えば、間違いや不正を防止する仕組みです。
会社の運営の中では、例えば売上の間違いや、あってはなりませんが従業員による使い込みなどは後を絶ちません。これを予防するために、例えばチェックのルールを作り守らせるということがあります。つまり、業務分担及び責任を明確にするということが基本です。就業規則の整備もこの中に入ります。まさに、会社及び経営者を守るといった見地からは非常に重要な活動であり、必ずしも上場の為だけではありません。
② コンプライアンス
分かり易く言えば、法律を遵守するということです。
最近の事例として、ブラック企業の名前を国が公表するとの話が出ています。一旦公表されれば、その会社にとっての信頼度は薄らぎ、経営上も大きなダメージとなることでしょう。
会社運営の中では様々な法律等による規制があり、すべてに完璧に対応することは難しいですが、重要性を考慮して優先順位をつけて進めることが大切です。特に、労働面では残業未払いの訴訟や社会保険未加入の問題等があります。又、来年からは、マイナンバー制度の実施に伴い、番号管理が厳しく規制されます。こういったことを一つ一つ丁寧に対応することが、会社の信頼性の評価につながるものと思います。
